2026.02.05

防犯カメラ工事 / 防犯カメラ工事

注文住宅の防犯カメラ、後悔しない「配線」と「配置」の正解とは?

東京都での新築・注文住宅をご検討中の皆様、こんにちは。
理想の住まいづくりにおいて、間取りやデザインと同じくらい重要なのが「家の守り(防犯設計)」です。

昨今、巧妙化する強盗手口や、特定の車種を狙った組織的な車両盗難がニュースでも取り上げられ、社会問題となっています。防犯カメラは、ただ設置すれば良いというわけではありません。特に注文住宅の場合、「配線の美観」「プロ視点の配置」が、その後の安心と資産価値を大きく左右します。

本記事では、2025年の最新統計を交えながら、戸建て住宅における防犯カメラの選び方、意外と知られていない「配管工事」の重要性、そして工務店様との賢い連携方法について詳しく解説します。


1. 【2025年最新】東京都の治安データと防犯の必要性

まず、私たちが直面している防犯の現実を数字で見てみましょう。

高級車を狙う「車両盗難」の脅威

2025年の統計(警視庁・警察庁関連データ参照)によると、東京都内での車両盗難認知件数は年間約190件前後で推移しています。しかし、数字以上に深刻なのが「狙われる車種の偏り」です。

  • ターゲット: レクサスLX/RX、ランドクルーザー、アルファードなどの人気SUV・ミニバンに被害が集中。
  • 手口: 「CANインベーダー」や「ゲームボーイ」と呼ばれる最新機器を悪用し、施錠された車を数分で解錠・始動させて持ち去るケースが多発しています。

1. 【2025年最新】東京都の治安データと防犯の必要性

まず、私たちが直面している防犯の現実を数字で見てみましょう。

高級車を狙う「車両盗難」の脅威

2025年の統計(警視庁・警察庁関連データ参照)によると、東京都内での車両盗難認知件数は年間約190件前後で推移しています。しかし、数字以上に深刻なのが「狙われる車種の偏り」です。

  • ターゲット: レクサスLX/RX、ランドクルーザー、アルファードなどの人気SUV・ミニバンに被害が集中。
  • 手口: 「CANインベーダー」や「ゲームボーイ」と呼ばれる最新機器を悪用し、施錠された車を数分で解錠・始動させて持ち去るケースが多発しています。

住宅を狙う「強盗・空き巣」

空き巣被害に加え、近年は強盗のリスクも無視できません。犯行グループは事前に下見を行い、「防犯意識の低い家(入りやすく逃げやすい家)」をリストアップします。
カメラの存在は、単なる記録用としてだけでなく、「この家は防犯意識が高い」と思わせる最強の心理的抑止力となります。


2. 防犯カメラの種別と選び方

注文住宅の外観を損なわず、かつ高い効果を発揮するためには、カメラの「形状」と「接続方式」の理解が不可欠です。

形状による使い分け

防犯カメラの種別(バレット型・ドーム型・PTZ型)の比較
種別 特徴 おすすめの設置場所
バレット型 筒状で存在感がある。「撮っているぞ」という威嚇効果が高い。 駐車場、家の四隅(外壁)
ドーム型 丸く目立ちにくい。威圧感を抑え、デザインに馴染む。 玄関ポーチ、軒下、屋内
PTZ型 遠隔操作で首振り・ズームが可能。1台で広範囲をカバー。 広い庭、死角の多い敷地

接続は「PoE給電」が現在のスタンダード

新築住宅では、LANケーブル1本で通信と電源供給を行う「PoE接続」を強く推奨します。Wi-Fi接続は手軽ですが、遮蔽物による通信不安定や、妨害電波(ジャミング)のリスクがあるため、メインの防犯としては不向きです。


3. 重要!知っておくべき「配線」と「環境」のリスク

ここがプロと素人の設置工事の差が出るポイントです。カメラ本体の性能だけでなく、それを繋ぐ「配線」と「配管」にこだわる必要があります。

なぜ「隠蔽(いんぺい)配線」が必要なのか?

新築時に計画すべきなのが、壁内や天井裏を通す隠蔽配線です。

  • 美観の維持: せっかくのデザイン住宅の外壁に、黒やグレーの配線が這うのを防ぎます。
  • 防犯性の向上: 配線が露出していると、犯人にケーブルを切断されるリスクがあります。隠蔽することで物理的な攻撃を遮断できます。
  • 劣化防止: 紫外線や雨風からケーブルを守り、システムの寿命を延ばします。

「配管」の使い分け:PF管・VE管・厚鋼

配線を保護する管(パイプ)にも、適材適所の選び方があります。

PF管(合成樹脂製可とう電線管)
曲げやすく施工性が高いため、壁内や天井裏の隠蔽部に最適です。屋外露出用(二層構造)もありますが、基本は隠蔽用として使用します。
VE管(硬質ポリ塩化ビニル電線管)
衝撃に強く、見た目もスマートな直管です。どうしても屋外で配線が見える場合、このVE管を使用してきれいに仕上げます。
厚鋼(あつこう)電線管
金属製の非常に頑丈な管です。ガレージの低い位置など、人や車が接触する可能性がある場所や、より強固な守りが必要な箇所で採用します。

「配線長」と「塩害」のリスク管理

  • 電圧降下の問題: LANケーブルでのPoE給電は、一般的に100mが限界です。これを超えると電圧が下がり、夜間に赤外線ライトがつかない等の不具合が出ます。広大な敷地の場合は中継ハブの設置が必要です。
  • 塩害対策: 海が見えなくても、海岸から数km圏内は塩害エリアです。対策を怠ると、カメラの筐体が腐食し、レンズが白濁します。注文住宅では「耐塩仕様」のカメラやステンレス製金具の選定が必須です。

4. 車両盗難に対する「攻め」の防犯設計

最新の車両窃盗犯に対抗するには、ただ撮るだけでは不十分です。

  1. 専用角(アングル)の設置: 全体を映すカメラに加え、ナンバープレートや犯人の手元(窃盗デバイスの操作)を狙う専用カメラを設置します。
  2. 顔を捉える高さ: 防犯カメラは高く設置しがちですが、あえて2m程度の高さに設置することで、キャップやフードで顔を隠した犯人の人相を下から捉えることができます。
  3. 警告機能の活用: AIが人と車を識別し、深夜の侵入に対しては大音量の警告音や強力なLEDフラッシュライトで撃退する「アクティブ・ディフェンス」機能が有効です。

5. 死角をゼロにする「配置シミュレーション」

1台ですべてをカバーするのは不可能です。効果的なのは「クロス監視(交差撮影)」です。

  • 仕組み: 建物の四隅に設置する際、それぞれのカメラが「隣のカメラの足元(死角)」を映すように配置します。
  • メリット: カメラ自体を破壊しようと近づく犯人を、もう一台のカメラが必ず捉えることができます。
  • ゾーニング: 「境界(道路)」「庭・車」「侵入経路(窓・玄関)」の3つのゾーンに分け、泥棒が通りたくないラインを作ります。

6. 鉄壁の守り:「NVR録画」と「スマホ監視」の連携

防犯システムは「撮る(カメラ)」だけでなく、「残す(録画機)」と「見る(スマホ)」の3点が揃って初めて機能します。現代のスタンダードは、この2つを組み合わせたハイブリッド運用です。

① NVR(ネットワークビデオレコーダー):証拠を確実に残す

映像の保存先には、宅内に設置する専用録画機「NVR」を強く推奨します。

  • 信頼性: 24時間365日、高画質(4K)で映像を記録し続けます。
  • 保全性: カメラ本体に挿すSDカードとは異なり、録画機は鍵のかかる屋内や納戸に設置するため、万が一カメラが破壊されたり盗まれたりしても、「犯行の瞬間」のデータは安全に守られます。

② スマホ監視:いつでもどこでもリアルタイム確認

専用アプリを使えば、お手持ちのスマートフォンが「監視モニター」に早変わりします。

  • リアルタイム確認: 外出先や旅行中でも、自宅の様子をライブ映像で確認できます。
  • AI通知: 人や車が敷地内に侵入すると、即座にスマホへプッシュ通知が届きます。「何かあってから見る」のではなく、「今起きていることに気づく」ことが可能です。

まとめ:防犯カメラは「設計段階」での導入が正解です

最後に、これから注文住宅を建てられる施主様、そして現在設計・施工を担当されている工務店・ハウスメーカーの皆様へお伝えしたいことがあります。

家が完成(竣工)してから防犯カメラを検討するのは、あまりにも遅すぎます。
設計段階から私たち専門業者が介入することで、双方にとって計り知れないメリットが生まれます。

施主様へのメリット

  • 完全隠蔽配線: 壁内や天井裏への先行配管により、モデルハウスのような美しい外観を維持できます。
  • 建物の保護: 竣工後の無駄な穴あけ工事を防ぎ、気密・断熱性能や防水保証を守ります。
  • コストカット: 建築中の足場を利用することで、数十万円規模の設置工事費を削減できます。

【工務店様・設計事務所様へ】面倒な「防犯設計」は丸投げしてください

昨今、お客様からの防犯カメラの要望が増えている一方で、「どの機種を選べばいいか分からない」「LAN配線の設計が複雑で手間取る」「引き渡し後のネットワーク設定トラブルが怖い」といったお悩みはありませんか?

私たちは、「御社の通信工事のパートナー」として動きます。

  • 専門的な図面作成: カメラの画角シミュレーションや、必要なLANケーブルの種類(CAT6A等)、配管ルートの指示出しなど、専門的な通信設計業務を代行します。
  • トラブル回避: 「映らない」「スマホで見られない」といったネットワーク特有のトラブル対応は、全て弊社が直接お客様とやり取りします。御社の業務負担を増やしません。
  • 住宅の付加価値アップ: 「防犯対策済みの安心住宅」として、御社の提案力を高める黒衣(くろご)としてサポートします。

「まだ図面の段階」こそがベストタイミングです

施主様におかれましては、「まだ家の形もできていないのに...」と遠慮する必要はありません。
工務店様におかれましては、「電気配線の打ち合わせ前」であれば、最もスムーズな連携が可能です。

「竣工前」の今だからこそできる、後悔しない防犯対策。
あなたの大切な新居とご家族を守るために、そして工務店様が自信を持って引き渡せる家づくりのために。
まずは図面をご用意の上、お気軽にご相談ください。プロの視点で、最適なプランと施工体制をご提案いたします。

弊社は「i-PRO」の正規代理店です

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